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監修: 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター
センター長 佐原 力三郎 先生
痔の治療には外用剤と内服剤とがあり、症状にあわせて使い分けます。
外用剤には注射剤と、患者が使用する軟膏剤および坐剤があります。軟膏剤および坐剤は基剤に脂溶性製剤が用いられていることが多く、排便がスムーズになるという効果もあります。
内服剤は微小循環の改善や緩下作用のために用い、肛門への負担を軽減します。
痛みが強い場合には非ステロイド性抗炎症薬を使用することもあります。
妊娠初期における薬剤の使用は、催奇形性の問題があり、慎重に行わなければなりません。
① 軟膏剤か坐剤か?
軟膏剤
痛みを伴う症例
痛みや腫れがあり肛門の内側に塗布できない場合には、肛門の外側に塗布するだけでも効果が あります。
坐剤
痛みを伴わずに容易に肛門内に挿入できる症例
薬剤による肛門周囲のベタつきが少ない。
就寝前に使用すると翌朝の排便がよくなり、肛門部の負担が軽減する効果があります。
② ステロイド含有製剤の選択は?
急性の疼痛や腫れを伴う症例ですみやかに症状を軽快させたい場合は、ステロイド含有の軟膏剤・坐剤を使用します。
ステロイド含有製剤は漫然と使用しないように注意が必要です。
③ 局所麻酔含有製剤の選択は?
疼痛が強い場合は、局所麻酔が配合されている軟膏剤・坐剤を使用します。









