ゼビアックスローション、ゼビアックスクリームを使用される方へ

本剤は、炎症を起こしたニキビ(赤ニキビ)や
皮膚の細菌感染症を治療する塗り薬です。

ゼビアックス ローション2% 油性クリーム2%

使用方法

  • 1日1回、適量を患部に塗ってください。

    ※塗る範囲、塗る期間は医師・薬剤師の指示に従ってください。

  • 赤ニキビに使用される場合は、
    洗顔後に塗ってください。
  • 使用部位のかゆみ、乾燥、刺激感などの症状がでたら医師または薬剤師にご相談ください。
ゼビアックスの使用方法

赤ニキビが改善したら継続使用は控えましょう

抗菌薬を長期間使い続けると、アクネ菌が「薬剤耐性」を持つ可能性があります。
ゼビアックスは赤ニキビが改善したら継続使用は控えましょう。

今、「薬剤耐性(やくざいたいせい)」が世界で問題になっています。「薬剤耐性」を持つ細菌は、抗菌薬に対して抵抗を示します。日本でも、ニキビの原因菌のひとつであるアクネ菌の薬剤耐性が増えてきています。1)

赤ニキビは、皮脂の分泌が増え、毛穴が詰まり、皮脂を好むアクネ菌が異常に増殖し、炎症を起こしている状態です。抗菌薬であるゼビアックスは、アクネ菌の増殖を抑え赤ニキビに効果を示します。

抗菌薬を長期間使い続けると、アクネ菌が「薬剤耐性」を持つ可能性があります。そのため、ゼビアックスは赤ニキビが改善したら継続使用は控えましょう。

赤ニキビを繰り返さないためには、赤ニキビになる前の毛穴がつまった状態=コメドから治療することが大切。赤ニキビが繰り返しできるようであれば、毛穴のつまりを改善するコメド治療薬を試してみてもよいでしょう。

アクネ菌の増殖を抑えながら毛穴のつまりも改善していくことが、ニキビができにくい肌への近道です。

ゼビアックスの使用にあたっては、医師の指示に従ってください。

1)Nakase K et al. J Dermatol 2017; 44: 1248?1254

ニキビの原因とお薬のはたらき
ニキビの原因とゼビアックスのはたらき

適切に使用いただくための注意点

  • 眼には使用しないでください。眼に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。
  • 塗り忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を塗ってください。
  • 医師の指示なしに、ご自身の判断で塗るのを止めないでください。
  • キャップをしめて、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 小さなお子様の手の届かないところに保管してください。
  • お薬が残った場合は、保管しないで廃棄してください。
ご不明な点がありましたら、医師または薬剤師にご相談ください。