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乳児血管腫(いちご状血管腫)についてよくある質問

子どもの顔に赤いあざがあるのですが、乳児血管腫(いちご状血管腫)と言われるものでしょうか?

そうとは限りません。赤いあざが起こる病気には色々な種類があり、経過や治療法はそれぞれ異なります。小児科または皮膚科を受診して、医師に正しい診断をしてもらうようにしましょう。

乳児血管腫は腫瘍なのですか?

良性の腫瘍です。皮膚の表面や内部にできる「赤あざ」のひとつで、毛細血管が増えて生じる“できもの”とお考えください。

乳児血管腫は、放っておいても治るのですか?

一般的に、赤みは小学校に上がる頃までに徐々に消えていきます。ただし、「あと」(瘢痕:はんこん)が残ることがあります。また、できた部位や大きさによっては、身体の機能や発達に悪い影響を及ぼしたり、「あと」が残りやすくなったりすることがあります。このような場合は、放っておかず早めに治療を始める必要があります。

乳児血管腫は、診察の時点ですぐに診断がつくのでしょうか?

多くの場合は問診、視診、触診で診断がつきます。ただし、乳児血管腫ができた部位が皮膚の内部である場合は、超音波検査やMRIなどの画像検査を行うことがあります。また、他の病気と正しく鑑別するために、病変部位を採取して調べることもあります。

病院を受診した際には、どんなことを聞かれるのでしょうか。

症状があらわれた時期、大きくなってきた時期、ただれや出血などの症状の有無などを聞かれますので、あらかじめメモしてから受診するとよいでしょう。なお、視診では、色やふくらみの状態、出血やただれの有無などを、触診では、かたさ、押した感覚などを調べます。

乳児血管腫は、治療をすればきれいに治るのですか?

多くのお子さんでは、治療によって病変が小さくなったり、赤みが薄くなったりしています。ただし、病変の大きさや部位、治療の種類や治療を始めた時期などにより、改善のしかたには個人差があります。