• 乳児血管腫(いちご状血管種)とは

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  • 病院で乳児血管腫の治療を受けているお子さんの保護者の方へ

診断するために、どんな検査をするの?

検査の種類

乳児血管腫(いちご状血管腫)と診断するには、診察で問診、視診、触診を行うほか、必要に応じて画像検査、病理検査、血液検査などを行います。

診察

検査法 確認する内容
問診
  • いつ症状があらわれたか
  • いつ頃から大きくなったか
  • 引っ掻いたり、触ったりするか
  • 出血したことがあるか
視診
  • 色やふくらみの状態
  • 出血の有無
  • ただれの有無
  • 境界がはっきりしているかどうか
触診
  • かたさ
  • 押した感覚
  • 温度
  • 拍動を触れるか

画像検査(皮膚の深部や内臓病変が疑われる場合)

  • 超音波検査やMRI検査を行うこともあります。
  • 病変の深さや広がり、血流の速度などを確認します。

病理検査(他の種類の血管腫も疑われ、正確に鑑別する必要がある場合)

  • 病変部位を切り取って顕微鏡で観察します。
  • 乳児血管腫にみられる特徴的な所見を確認します。

血液検査(他の種類の血管腫も疑われ、血液凝固異常のおそれがある場合)

  • 血液凝固検査で血液凝固異常の有無を調べます。
  • 乳児血管腫では血液凝固異常は認められません。